こんな日常も キラver.


アスランのバカ!!

俺が悪かった。

もう知らない!!

本当にすまない。





アスランが僕との約束を破った。
というより約束を忘れてしまった。
確かに、約束と言っても前からしていた訳でも、大切な用事があったからでもなく、ただ休憩時間が重なったからラウンジでお茶をしようという思い付きの約束だ。
けれど約束は約束。
それをアスランはすっぽかした。

楽しみにしてたのに!!
この間ラクスから譲ってもらったお茶っ葉を使おうと思っていたのに!!

気分も機嫌も最悪だ。
そんな時に第三者の存在を扉の外に感じ、半ば八つ当たりをしながら追い払った。
皆の共有の場であるはずのブリーフィングルームの扉をロックして、誰にも開けられないように設定してこの空間には僕とアスランの2人だけ。
僕の怒りは緩やかな加速を続けていた。

尚も謝罪の言葉を口にするアスランは言い訳を一切してこない。
しても今の状態の僕には逆効果だと知っているから。
だからこそ腹が立つと言えば、彼は言い訳を口にするだろうか。
もしもを仮定してイメージを膨らませてみて。
そこまで考えて否。と自分の考えに否定を示してみる。
彼は言い訳を言う前に苦笑しながらきっとこう言うだろう。

矛盾してるぞ、キラ。

アスランは僕が言い訳をされると怒るのを知っている。
だからきっと苦笑しながら優しく笑いかけてくれる。
そこまで考えて、僕の怒りのゲージは降下を始めた。
徐々に治まり行く怒りは僕を拗ねさせるのには充分で。
背もたれのない長方形のソファ-の端の方で膝を抱えるようにしてアスランに背を向けて座った。
とことん無視を決め込んだ僕に呆れたのかアスランは溜め息を一つ吐いて。
そして僕に背中を合わせるようにして同じソファーに座り込んだ。
アスランの体温が心地良く伝わってくる。
あれだけ怒っていたのに。
あれだけ拗ねていたのに。

体温を感じただけで、そんなことどうでも良くなってしまった。
後はきっかけだけ。
それさえあれば、僕らはまたいつも通り。

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