こんな日常も アスランver.


アスランのバカ!!

俺が悪かった。

もう知らない!!

本当にすまない。






滅多にない喧嘩の発端は、俺がうっかりキラとの約束をすっぽかしてしまったことにある。
最初はしっかりと覚えていたのだ。
艦長とこれからの航路の話をしているときも、極秘回線にて議長に報告をしているときも。
機体の整備が終わり、休憩時間となってキラとの約束を果たそうと足を向けさえした。
それがなぜ、約束をすっぽかしてしまったのか。
一言で言えば、不可抗力。
ラウンジに向かっている途中で遭遇してしまった出来事に関わったのが運の尽き。
あれよあれよの内に休憩時間を返上してしまったのだ。
完全に非があるのは己だと解っているので敢えて言い訳などを言わずに謝り続けた。
ふと、扉の外に存在を認め目を向けると、俺よりも先にキラが反応し八つ当たりをかましてくれた。
扉に団子のように連ねていた彼らはキラの剣幕に圧され退散していった。

謝り続ける内にキラの雰囲気が怒りから拗ねへと変わるのが感じ取れた。
キラは子供のように背もたれのないソファーの端っこの方に座り膝を抱える。
子供染みた感情をさらけ出すキラがとても愛しくて。
拒絶を示すために向けられた背中から、何処にも行かないでという反する感情が伺えた。

子供の時から何一つ変わらないんだな。

言うと余計に拗ねるから口にはしなかったが、そんな懐かしさも相俟って溜め息が一つ。
途端に肩を震えさせたキラに苦笑を漏らし、背中合わせになるように同じソファーに腰を下ろした。
背中から感じるキラの体温が心地良い。
キラの力が次第に抜けてくるのを感じながら、余りの心地良さに眠気を誘われた。
うつらうつらしているのは俺だけではなくキラも同じで。
数分と間を置かず瞼が落ちてきた。

寝ている間に左右逆の方向に倒れたのか、次に起きたときに真っ先に目に入ってきたのはキラの顔で。
どちらからともなく『おはよう』と挨拶して笑い合ってキスし合って。
そして。
気付けば、ほら。
いつも通りな俺たち。

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