死神5題 No.4
今日は珍しくも警察からの要請は無く、ゆったりとした時間をすごした快斗と新一。 No.4 闇を誘う瞳
快斗お手製の夕飯も食べ終え、風呂も入り終え、リビングのソファでまったりとしていた。
ソファに腰掛けた新一の足元に快斗が座り、凭れ掛かる格好で寛いでいる。
ドライヤー片手に快斗の髪を梳き、乾かしているのだ。
水分の抜けてきた髪の毛は普段の活発さを取り戻し、次第にふわふわの猫っ毛に変わりゆく。
わしわしと少し乱暴に掻き混ぜた後、櫛を通して出来上がり。
ポンポンと軽く頭をたたき、ドライヤーを片付ける。
新一に凭れ掛かった状態で、快斗は顔を上げ、新一を振り仰いだ。
「新一。」
呼びかけに、答える言葉はない。
しかし、応えるように、唇と唇が重なった。
ちゅっ。と、触れるだけのキス。
すぐに離れていった唇を追うように、快斗は腰を上げ立膝になり、新一の背中をソファに軽く押し付け、唇を触れ合わせる。
軽い音を立てながら顔中にキスを送り、快斗は新一の腰をゆっくりなぞるように撫でた。
ピクリと反応を示した新一に、快斗は喉の奥でクツクツと笑う。
「新一。」
名を呼ぶ。
甘く囁くように、耳元で淫らに。
艶のある溜め息が新一から零れ、ぷっくりと色付く唇から紅い舌が覗く。
ふるりと震える新一の舌に甘く噛み付き、口付けを深くした。
情欲に濡れた瞳が快斗の瞳とかち合う。
紡がれた言葉は、快斗を愉悦の底へと突き落とした。
「なぁ、快斗...
残さず喰えよ。」
