■02.追いかけるのはいつも
「今晩は、小さな探偵君。」
「俺相手に挨拶なんて、随分と余裕じゃねぇか。」
「どんな時でも、挨拶を欠かしては紳士の振る舞いに反しますので。」

態と自分の方が優位に立っていると思わせる為、全力で表面だけでも取り繕う。
この小さな探偵は、一瞬でも気を抜けば、とことん追い詰められてしまうから。
例えそうなったとしても、そう簡単には捕まらない自信はある。
けど、

「今宵も現場の方には訪れていなかったと思うのですが、何故こちらに?」
「この姿で現場なんて行ってみろ。
 つまみ出されて終わりだ。」
「だからこちらで待っていた、と?」
「待ってたのはオメーじゃなくて宝石だがな。」
「おや、つれないですね。」

優位に立てば立つ程、この小さな探偵は追い掛けて来てくれるから。
態と軽口を叩きながら、プレッシャーをかけた。
本当は、いつも追い掛けているのは自分の方だなんて、感づかれない為に。

今日も、ポーカーフェイスは完璧に。







□-◇あとがき◇-□

...この内容、お題に沿っているのか、どうなのか。
1の方も逸れていた気が...無きにしもあらず?
日本語って良いですね。
かなり遠回りな言い方が私は気に入っています。
(よく使うからね。)
えーと、今回は当サイト初のKコでお送り致しました。
うん。
よくよく考えて見れば私、Kコ書くの初めてだ。
渇望と懇望が紙一重なキッドと強気なコナンさん。
...言葉で表すとこんな感じ...?
2006.09.10
template : A Moveable Feast