■もしも「囚われのお姫様×勇者」だったら  2007/03/10
「勇者様タスケテ~~!!!!」
「え~...」
「!?
 え~...じゃないでしょ!?
 亀が勇者様でしょ!?
 そんでもって俺が囚われのお姫様なんでしょ!?
 不満そうな顔してないで早く助けてよ~~!!!」
「不満そうな。じゃなくて、大いに不満がアリアリなんだよ。
 なんで仁が囚われのお姫様なんてやってんの?
 なんで俺がお前を助ける勇者なんてやってんの?」
「そーゆー設定なんだから俺に文句言わないでよ!!
 そして早く俺を助けて~~!!」

荒い波が押し寄せる浜辺で、フリルの付いたドレスを身に纏った一人の美丈夫が叫んだ。
彼は囚われのお姫様設定を受けている赤西仁。
対する、ヤル気のなさそうな返事を返し、微妙に逆ギレしかけてる勇者の装いをした、設定上勇者の亀梨和也。
取り敢えず、設定としては、仁は囚われているようだ。
何かによって。
その何かの検討が付かない和也は、一人、仁がお姫様という設定に不平不満を垂れ流しにしていた。

「だってー。」
「可愛く言ってもダメ~~~!!!!」
「ぶー。」
「可愛く拗ねてもダ...っ!?
 うわっ...マジ......、ちょ、っ...ヤバイから!!!」

押してダメなら引いてみろ。とでも言うかのように、和也はちょっとブリッコしながら不満を言ってみたが、仁によって即刻ダメ出しを受けてしまう。
あまりのダメ出しの速さに、少し拗ねてみていたら。
突如として嫌悪を表す仁の悲鳴が和也の耳に届いた。
和也と仁の間は、距離にして5m弱。
仁の後方には何も見えないが、よく目を凝らしてみれば、仁の身体に白い蠢くものが見えた。

「え...?
 何?ソレ...」
「...ぅや!!!......気持ち、悪ぃ......!!!」

次第に仁の後方に、白くて大きな物体が現れ始めた。
ひょろ長い胴体に、うねうねと吸盤を持つ多足の白い、軟体動物。
そう、巨大イカだ。
その足が仁の身体に絡みつき、仁の身体を弄っている。
正体が解った瞬間、和也の中で、何かが音を立てて弾けとんだ。

「......イカ如きが...、俺の仁に手ぇ出してんじゃねぇよ!!!」

瞬く間に間合いを詰め、腰に下げていた剣を抜いて、仁の身体に絡まる足をぶった切る。
切られても未だ、神経が残っているのか、うねうねと動き回る足を力任せに剥がした。
仁の身の安全を確保して、本体に切りかかる。
和也は綺麗に足を切り落とし、胴体も刺身のように切り捌いた。
醤油があれば、そのまま頂いてしまっても良さそうなほど、鮮度の良いイカ刺しの出来上がりである。

「.........美味しそう...」

やはりというか。
イカが大好きな和也から漏れた一言に、仁は思わず苦笑を漏らした。







「ってゆう夢をね、見たんだ。」
「へぇ~...それってさ。
 亀は俺に女装して欲しいの?
 それとも...俺を攻めたいの?」
「!?
 バ、バカ言ってんじゃねぇ!!!」
「そう...?
 それにしても。
 強烈な殺し文句は、夢じゃなくて俺の前で言ってよ。」
「!!!!」

真っ赤になった和也は思いっきり仁から顔を背け、楽屋を飛び出して行く。
後に残されたのは、クスクスと面白そうに笑う仁と、その様子を呆れたように眺めるメンバー達だけだった。

「次、亀と赤西の2ショの撮影なのに...」

呟かれた言葉は、和也と仁、どちらへ向けたものだろう...







□-◇あとがき◇-□

何となく、やっちまった感溢れる作品ですね、ハイ。
取り敢えず、亀梨サンの夢の話。ってことで、お願いします。
何気に亀仁ちっくなのは...スルーしといてください。
普通に「勇者×囚われのお姫様」ってしたら、在り来たりかな?とか思っちゃったもので...ι
......織山の脳内が窺い知れるものになりましたね...(苦笑)
何気に赤西サンが男前ですが、織山はヘタレ書くの苦手なので気にしないでクダサイ。
あくまでじんかめコンセプトは男前でカッコよく!!!なので。
だから亀梨サンも男前なの。

ていうか...
書くのが色物すぎてゴメンナサイm(._.)m
書いてる本人、めちゃくちゃ楽しかったりします(爆)
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