■極先設定「H×R」  2007/03/22
閉じ込められた、ガラス張りの部屋。
天井も、壁も、床も。
全てがガラスで出来た、正方形の部屋。
ずっと降りしきる雨は、俺には届かず、ガラスに阻まれて流れ落ちる。

これは、誰の流した涙だろう。
これは、誰の悲しみなのだろう。

ぼーっとした、焦点の合わない瞳で、流れ続ける雫を見た。
思い出しかける、その顔が。
霞んでは消えていく。
数度瞬いてみても、浮かばないその表情。

誰が、泣いてるの?
何が、悲しいの?

ツキン、ツキン...

痛みに悲鳴を上げるココロ。
この流れる雫は、誰かの悲しみで、俺にも悲しみを伝えてくる。

ツキン、ツキン...

痛いはずなのに、なぜか心地が良い。

ツキン、ツキン...

胸の痛みに、手を当ててみて、上を見上げた。
振り続ける雨しか、視界に映さないのだけれど、何かが、見えたような気がした。

ポタッ...ポタッ...

ガラスを擦り抜けて、頬に、雫が落ちてくる。

ポタッ...ポタッ...

暖かいその雫は、まるで俺が流した涙のように、頬を濡らす。


あぁ、そうか。

この悲しみは、俺のなんだ。
この雫も、俺が流した涙なんだ。

そして。

あいつが感じた悲しみで。
あいつが流した涙なんだ。




ゆっくりと、瞳を閉じて。
もう一度開くとそこには、静かに涙を流している竜がいた。
俺の瞳も頬も、濡れている。
にっこり笑って、竜は俺にこう言った。

「おかえり、隼人。」

だから、俺は竜にこう返すんだ。

「ただいま、竜。」


泣き笑いで、ぐちゃぐちゃな顔なのに、優しく陽だまりの方に笑う竜は、とっても綺麗だった。

「竜、大好き。」







□-◇あとがき◇-□

ちょっと気色が違うはやりゅを書いてみたくて書いちゃったもの。
訳わかんないですよね~。
書いてる私も実は訳解ってなかったり(ェ;)
何となく、書いてたら、かなり情緒不安定なものになっちゃいましたι
取り敢えず、解ることは。
情緒不安定な隼人サンとその隼人サンを支える(?)竜ちゃん。みたいな感じですかね?
設定は気持ち極先設定なのですが...如何でしょう?
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