■もしも「甘党×パティシエ」だったら  2007/03/07
「......ふ...」
「...はやと。」
「...んぁ......」
「...、隼人。」
「.........ふぅ」

口の回りをベタベタにして、口一杯に頬張っている隼人。
時折、口の端に着いたモノを紅い舌で舐め取って、また口に入れていく。

「はぁ...
 隼人、そんなにがっつくな。」
「ふぁっへ...!!」
「...口の中、空にしてから喋れよ。」
「ん、っく...
 だって、竜の作ったケーキ、うめぇンだもん。」

カサカサと、ケーキを包装していたアルミホイルや、透明のセロハンを重ねて。
仕舞いには、ホークでちまちま食べるのがめんどい。と、手掴みでケーキを口に運んでいった。
自然、生クリームや、チョコレートなんかで汚れる指。
それを、隼人は艶かしくしゃぶる。
見ているだけで、身体が欲を燈しそうになる。

「だからって...それ以上食うと太るぞ。」
「ヘーキ。
 運動ならいつもしてるし、竜の作ったケーキで太るってことは、シアワセ太りってことでしょ?」
「それとこれとは話が別だ。
 それに、俺はデブが嫌いだ。」
「竜ちゃんヒドイっ!!
 ならどーして、いっつも新作の試食を俺にさせるの!?」

泣き真似をしながらも、手に持ったケーキは離さず、次から次へと口の中に放り込んでいく。
その表情は、泣き真似をしていたにもかかわらず、笑顔だ。

「お前は美味いかマズいか直ぐに顔に出るから解りやすいンだよ、ケーキの評価が。
 それに...」
「それに?」
「...お前が美味そうに食うからだろ?
 そんな嬉しそうに食ってくれると、こっちまで嬉しくなんだろ...」
「!?竜ちゃん!!」
「抱き着くな、欝陶しい!!」

ケーキを全て平らげた隼人が、抱き着いた反動で竜を押し倒した。
何とか上に乗る隼人を剥がそうと、躍起になっている竜に、隼人は指に付着したままだったクリームを竜の口に突っ込む。
途端、顔を盛大に顰めて、竜の抵抗が止んだ。

「ねぇ、竜はさ、なんでパティシエなんてやってるの?
 自分で作ったお菓子食べられないのに。」
「......うっさい。」

竜は、製菓職人で、可愛らしいケーキから、大胆な見目麗しいケーキを作り出す。
だが、実のところ、竜は甘い匂いが漂うだけで、胸焼けを起すほどの重度の甘味嫌いだ。
それがなぜ、パティシエなんて職に就いているかというと、理由は隼人にあった。
隼人は、竜とは正反対に大の甘党で、ケーキや甘ったるいお菓子などをそれはもう、美味しそうに、嬉しそうに食べる。
そんな姿を間近で見続けてきた竜は、いつしか自分の手で、自分の大嫌いなものを作るようになっていた。
全ては隼人が嬉しそうに笑うのが見たいが為に。
そして、そのことに、隼人も気付いていて。
毎回同じような遣り取りをして、同じような台詞を言って、毎回同じ流れに雪崩れ込む。

「ふ~ん...そんな可愛くないこと言うんだ、竜は。
 まぁ、いいや。
 じゃあさ、竜。
 俺が太らないために、食後の運動に付き合ってよ。」
「なっ!
 ...ん、...ふぁ......!!」

そして今日も、食後の運動という名目で、甘ったるい時間が流れ出す。







□-◇あとがき◇-□

...小説は、お風呂に入ってる時に考えるもんじゃないとつくづく思いますι
初めに考えてた内容と逸れて何となくエロティックになっちゃった!!!
...うん。
けど、エロが書けない私にはコレが精一杯です。
しかも最初の方、気分的にりゅはやだ...(爆)
まぁ、隼人サンが無意識にエロフェロモン垂れ流し。とお考え下さい。
こーゆーの書いてると、襲い受けとか書きたくなるよね(←書けないけど。)
何か...読み返してみると、微妙に矛盾してるよね、この話。
まぁ、会話文と肉付けされた文を別個で書いてたから仕方ないのかもしれないンですが...
けど...なんかなぁ~。
手直ししたいけど、どこを直して良いか解んない...(←未熟者。)
矛盾が解った方は鼻で笑っといて下さい。

調子に乗り過ぎて、小説生産のピッチが早すぎなんじゃないかと思う今日この頃。
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